A~Cのロジックでは現在の局面だけを見て、セルから候補数字を削除できました(静的ロジック)。これに対し、動的ロジックでは、連鎖的に決まる数字を追いかける必要が出てきます。ここでは、雑誌等の問題にも使われ、比較的連鎖の追いやすい2択連鎖を説明します。
連鎖的に決まる2択のセルがあるとき、その端点同士は、偶数回の連鎖なら必ず同じ数、奇数回の連鎖なら必ず異なる数になるという性質を利用したロジックです。
ⅰ.端点同数を利用(D1-1) 「浜田ロジック」、Skyscraperとも呼ばれています。
ⅱ.端点異数を利用(D1-2) 「ペアの不存在証明」、Remote Pairsとも呼ばれています。
D1-1. 2択連鎖 端点同数水色のセル同士は、2回の2択連鎖ですから、同数になります。一方、黄色のセルのどちらか一方に3が入ります。 このことから、水色のセルに3が入らないことが分かり、水色のセルが8、灰色のセルが3と確定します。 |